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それは、一通のメールから始まった。
スイス・モントルーで開催される「Polymanga」の事務局から、『魔法少女 俺』へのお誘いが来たのだ。

すぐに海外の『魔法少女 俺』ファンに会うために我々は毛魂先生を代表とする「魔法少女 俺 宣伝隊」を結成し、羽田空港へと向かった。

宣伝隊は初めての海外イベントへの想いを胸に、お祭り広場に木札で願掛けも行い、海外のファンと会えることを楽しみに飛行機へと乗り込んだ…。



しかし、やはり海外、一筋縄ではいかない。
12時間にも及ぶフライト、そして慣れない地での乗り換え、言葉の壁…
宣伝隊には多数の苦難が待っていた。
しかし、ファンへの想いを胸に前へと進み、日本を出発してから、丸1日。
ついに、会場のあるスイス・モントルーへ到着した。

Polymangaの会場は、かのモントルージャズフェスティバルの会場のひとつでもある「2M2C de Montreux」。
会場では、海外の『魔法少女 俺』ファンがたくさん待っていてくれた。

そして、イベントマスコットであるダイアナと共にトークセッションがスタート。
このダイアナはAIなのだ。
セッションは、漫画制作や作品のテーマなどシリアスな話のほか、「自分が果物だったら何か」など心理テスト的なお遊びも行われ、二日間にわたって実施された。
また、フランス語版コミックの出版社であるAkata社編集長と毛魂先生の質疑応答も行われ、現地ローカライズにあたっての手間や工夫など、ファンが普段見ることができない作品の裏側を知ることができた。
初の海外イベントにも関わらず、なんと1日目は1,000人が、2日目は1,700人が参加し、客席も一緒になって盛り上がるイベントとなった。

†先生には特に画像処理をしています†

会場ではトークセッションのほかにサイン会も行われ、2日間で150人のファンと交流を行った。
中にはコスプレをしてきてくれたファンの方も…‼

海外での『魔法少女 俺』ファンとの暖かい交流を終え、我々はレマン湖の景色に癒されながら、フランクフルトを経由し、幸福感に包まれながら日本へと帰国した…

良い景色と良いファンに囲まれて浄化されていく毛魂先生...
「よい旅であった」


『魔法少女 俺』、もっと海外でもイベントしたいな…。
（つづく）